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野川ってどんな川?

 

川と一言でいっても、川にはいろんなすがたものがあります。
森林などの自然が広がる中を、本来の川の姿といえるような清涼で透き通った水が自然のエネルギッシュな力をみなぎらせながら滔々と流れていく川。
そんな川もあれば、しき詰まった都会の中をコンクリートに囲まれて申し訳なさそうに流れている川もあります。
親しみのわくような小さく流れの緩やかな川、圧倒されるようなとどろく水音を立てながら流れる川、いろんな川があります。

 
 では、野川はいったいどんな川なのでしょうか。
東京の航空写真を見てみると、多摩川に向かって一本の緑の帯が走っているのがわかります。
実はこれ、野川に沿って連なった「ハケ」と呼ばれる崖線の緑なのです。
野川は密集する住宅地の間を流れていく小さな川ではあるけれども、自然の営みをしみじみと感じさせてくれる川です。

 
 地理的におおざっぱに言うと、国分寺市を源流とし、そこから小金井市へ下流、調布市との間を縫うように流れ、三鷹市に入ります。
再び調布市に入ると今度は調布市と狛江市の間を縫い入間川を合流させると世田谷区に入ります。
そして途中、北から流れてくる仙川を合わせて二子玉川で多摩川と合流する、
といった感じです。
源流からここ合流地点までの全長が約
20キロメートル。
自転車で
2時間ちょっとの距離を走れば景色をすべて見てこれてしまう川です。

 

 


 野川は「ハケ」と呼ばれている国分寺崖線のふもとから湧き出す湧水を集めて流れている川です。
ハケといわれる崖線は古多摩川の浸食によってできたもので、ハケ上の大地に降った雨は水を通しやすい関東ローム層(立川ローム層+武蔵野ローム層)を通り、下の砂利層にたまります。
砂利層の下は粘土質で水を通さないので、たまった水は砂利層を横に流れて、崖線のすそから染み出しています。
これが野川の流れをつくっている湧水なのです。
野川を生息地としている動物には、カルガモ、マガモ、コガモ、オナガガモなどのカモ類、コサギ、ダイサギなどのサギ類、そのほかキジバトやカワウ、カワセミ、セキレイ、コゲラ、ツグミなどの数多くの鳥たちが生息しています。
また彼らの餌となる水生昆虫や魚類、たとえばメダカやモツゴ、タモロコにオイカワ、コイ、フナ、ドジョウ、ホトケドジョウなどをはじめとする水生生物なども種類が豊富です。
外来種がいくつか入ってきてしまって少し問題になっていますが、動物に限らず川原にさりげなく生えている植物、これもまたいろんなものの姿を見ることができます。
鳥から魚、昆虫に植物にいたるまで、多様でユニークな生物たちがこの野川という一つの川で生きているのです。

野川紹介ビデオ